祓戸大神

2023-09-14


神道において祓を司どる神である。神職が祭祀に先立って唱える祝詞である「祓詞」では「伊邪那岐大神 筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に 禊祓給ひし時に生り坐せる 祓戸大神等」と言っており、日本神話の神産みの段で黄泉から帰還した伊邪那岐命が禊をしたときに化成した神々の総称ということになる。

掌管神道中袚除(淨化)的神祇,神職在神事之前,所唱誦的「祓詞」「伊邪那岐大神 筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に 禊祓給ひし時に生り坐せる 祓戸大神等」中所提到的「祓戸大神」就是伊邪那岐從黃泉歸來時禊行時所孕化出的神祇總稱。

圖:石鎚神社總本山的袚戶大神

1.祓戸大神を構成する神々

衣服を脱いだときに成った神々

杖・・・衝立船戸神(つきたつふなとのかみ)

帯・・・道之長乳歯神(みちのながちはのかみ)

袋・・・時量師神(ときはかしのかみ)

衣・・・和豆良比能宇斯能神(わづらひのうしのかみ)

袴・・・道俣神(ちまたのかみ)

冠・・・飽咋之宇斯能神(あきぐひのうしのかみ)

左腕輪・・・奥疎神(おきざかるのかみ)

左腕輪・・・奥津那芸佐毘古神(おくつなぎさびこのかみ)

左腕輪・・・奥津甲斐弁羅神(おきつかひべらのかみ)

右腕輪・・・辺疎神(へざかるのかみ)

右腕輪・・・辺津那芸佐毘古神(へつなぎさびこのかみ)

右腕輪・・・辺津甲斐弁羅神(へつかひべらのかみ)

2.潮流の中流で清めたとき、黄泉の国の穢れから成った神々

八十禍津日神(やそまがつひのかみ)

大禍津日神(おほまがつひのかみ)

その禍(まが)を直すために成った神々

神直毘神(かむなおびのかみ)

大直毘神(おほなおびのかみ)

伊豆能売(いづのめ)

3.潮流の底で清めたときに成った神々

底津綿津見神(そこつわたつみのかみ)

底筒之男神(そこつつのをのかみ)

潮流の中ほどで清めたときに成った神々

中津綿津見神(なかつわたつみのかみ)

中筒之男神(なかつつのをのかみ)

潮流の表面で清めたときに成った神々

上津綿津見神(うはつわたつみのかみ)

上筒之男神(うはつつのをのかみ)

4.最後に顔を洗ったときに成った神々(三貴子)

左目・・・天照大御神(あまてらすおおみかみ)

右目・・・月読命(つくよみのみこと)

鼻・・・建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)

なんと、26柱も成っている。

しかしこのうち、禍津日二神、直毘神二神、綿津見三神(少童命三神)、筒之男三神(住吉三神)、三貴子の合計13柱は、祓戸大神から除外されるというのが一般的な見解のようだ。

祓戸四神の正体

瀬織津比売・・・八十禍津日神:諸々の禍事・罪・穢れを川から海へ流す

速開都比売・・・伊豆能売:海の底で待ち構えていて諸々の禍事・罪・穢れを飲み込む

気吹戸主・・・神直日神:諸々の禍事・罪・穢れを飲み込んだのを確認して根の国・底の国に息吹を放つ

速佐須良比売・・・根の国に居る須勢理毘売命:根の国・底の国に持ち込まれた諸々の禍事・罪・穢れをさすらって失う